映画『県庁の星』に学ぶ!バイトに役立つ接客術!

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映画は見て楽しいだけではなく、そこから人生に活かせるヒントを学べるものもたくさんあったりしますよね。
今回はその中から、アルバイトなどで活かせる接客術を学べる日本映画『県庁の星』についてご紹介します。

どんな映画なの?

2005年に出版された桂望実の小説が原作となり、2006年に公開された映画です。
主演は織田裕二と柴咲コウ。二人が中心となって、廃業寸前のスーパーを立て直そうと奮闘するストーリーが描かれます。

あらすじ

とある県庁のエリート職員 野村(織田裕二)はある日、人事研修の一環としてスーパー「満天堂」に出向します。
そこは今にも潰れそうなスーパー。マニュアルも無く、店員にもやる気が見られない。
立て直そうと躍起になる野村ですが、年下の教育係 二宮(柴咲コウ)と衝突したり、店員の理解が得られなかったりと上手くいかない。
果たして野村はスーパーを立て直すことが出来るのか?

「安い弁当」と「高い弁当」

物語の中盤で描かれる重要な場面が「弁当対決」です。
惣菜部門に回された野村は、「今まで売っていた安い弁当では利益が出ない。高い弁当を売るべきだ」とアピール。
しかし周りからの理解は得られません。そこで惣菜売り場を2チームに分け、安い弁当と高い弁当で売り上げ対決をすることに。
最高の食材を用意して売り出した高い弁当ですが全く売れません。
一体なぜ高い弁当は売れなかったのでしょうか?

なぜ「高い弁当」は売れないのか?

その理由を教えてくれたのは意外な人物でした。
廃棄弁当を漁るホームレスの男性、彼は大量にある高い弁当ではなく安い弁当を持っていきます。
その理由は「冷えてもおいしいから」
ただ高い弁当を作っても冷えてしまっては美味しくない。
お客さんが弁当をいつ食べるのか、ということを野村は見落としていたのです。

その後、野村は二宮に連れられ、デパートの地下惣菜売り場を見学。
そこで目にしたのは、飛ぶように売れる高い商品。
でもそれは何かの「記念日」や「お祝い」のため。
普段のお弁当は安く済ませたいけれど、記念日にはちょっと奮発したいというお客さんの心理を初めて目にします。

誰のための接客なのか?

ここで大事なのは、弁当作りや接客は誰のためのものなのか?ということです。
最高の弁当を作った、最高の接客をした、と店員が思っているだけではダメなのです。
お客さんが何を必要としているのか?何が欠けているのか?ということを考えた接客が必要なんですね。

この後、野村は高い弁当を「お祝い弁当」として売り出すことで売り上げを急増させることに成功します。
初めて、お客さんのことを考えて動いた結果が成功につながったわけです。

お客さんの目線に立とう!

この映画の中で野村が学んだのは「お客さんの目線に立つ」ということでした。
このことが、接客においては何より必要なことなのではないでしょうか。
普段何気なく行っている接客の一つ一つをお客さんの目線に立って振り返ってみる。
すると、意外なことに気付くことが出来るかもしれませんよ。

 

いかがでしたか?
今回は映画『県庁の星』の中で描かれたシーンから、接客に活かせるヒントをご紹介しました。
ちなみに物語では、野村の活躍で経営を回復させた満天堂に再び危機が迫ります。
それを一体どのようにして切り抜けるのか?続きはぜひレンタルなどでチェックしてみてくださいね。

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