戦国武将に学ぶ!仕事に活かせるリーダーの考え方とは?

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大河ドラマやアニメなどで今なお人気の高い戦国時代。
日本各地の武将が天下統一を目指ししのぎを削っていた、ロマンあふれる時代です。
現在も大河ドラマ「おんな城主直虎」が話題になっていますね。
そんな激しい時代を生き抜いていた戦国武将の生き方や残した言葉には、現代の私たちの生活に活かせるものがたくさんあるのです。
今回は、仕事の現場で役立つような戦国武将の名言をピックアップしてご紹介します!

黒田官兵衛の名言

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「大将たる人は、威厳というものがなくては、万人を押さえることができぬ。さりながら、悪く心得て、威張ってみせ、下を押さえ込もうとするのは、かえって大きな害である」
『黒田如水教諭』

天下統一を果たした豊臣秀吉の軍師として知られる黒田官兵衛。豊臣秀吉という巨大な武将から一歩引いた立場であったからこそ、このような考えに至ったのかもしれません。
リーダーになると、みんなを引っ張っていかなければならないと思いがちですが、その際に無理やり従わせようとするとかえって悪影響になってしまいます。
しっかりと威厳を持ち、みんながついてきてくれるような人こそが本当のリーダーなのかもしれませんね。

徳川家康の名言

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「己を責めて人を責めるな、及ばざるは過ぎたるより勝れり」
『徳川家康公遺訓』

徳川幕府を作り、250年にも及ぶ治世を実現させた徳川家康。多くの武将や大名を従えることが出来た秘訣がこの遺訓に残されています。
反省はあくまで自分のものとし、人を責めない。やり過ぎるより足りないくらいがいい。
「泣くまで待とうホトトギス」と評された家康の、ドッシリと構えて時を待つ姿勢が見て取れます。
成果を急ぐあまり、他人に反省を求めたり、何かとやりすぎてしまうことはよくありません。自分の反省を踏まえ、慎重に動くことも時には必要ですよね。

武田信玄の名言

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「一、分別あるものを悪人と見ること。一、遠慮あるものを臆病と見ること。一、軽躁なるものを勇剛と見ること。」
『武田信玄御遺訓』

甲斐の猛将として、織田信長や徳川家康からも恐れられた武田信玄。
こちらの言葉は、武田信玄が「武将が陥りやすい3つのミス」として遺したものです。
「常識を持ち、慎重な人を悪人としてしまう」「遠慮している人を臆病者としてしまう」「軽率に動く人を勇敢だと評価してしまう」これは、現代でも通ずることかもしれません。
我々も他人を評価する際、このようなミスをおかしてしまいがちです。一度冷静になってその人を見直してみましょう。そうして正しく人を評価することが、働くうえでは必要なのかもしれませんね。

伊達政宗の名言

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『仁に過ぐれば弱くなる。 義に過ぐれば固くなる。 礼に過ぐればへつらいとなる。 智に過ぐれば嘘をつく。 信に過ぐれば損をする。』
『伊達政宗御遺訓』

東北から天下を目指し、「もう少し早く生まれていれば天下を治めていた」と評された伊達政宗。こちらはその遺訓です。
現代風に訳すと、「優しすぎると弱くなる、義理や正義を意識し過ぎると固くなってしまう、丁寧に遜りすぎると媚びになってしまう、戦略に頼りすぎるとどこかで嘘をついてしまう、人を信じすぎると損をすることになる」となります。
何事もほどほどに、バランス感覚を持って行動することが大切ということですね。
優しさや正義感、信頼は大切なことですが、それもやりすぎれば悪い影響を産んでしまいます。一度冷静になって、自分はやり過ぎていないか振り返ってみることも大切です。

 

いかがでしたか?
戦国時代の武将の言葉の中から、仕事に活かせそうな言葉をご紹介しました。
戦国時代は今からおよそ400年前の時代ですが、そこには今と変わらない人間関係の悩みや仕事の悩みがあったんですね。
武将たちの名言を活かし、仕事という現代の戦国を生き抜いていきましょう!

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