「まるで映画のヒロイン?海外で働きたい女性がモチベーションアップする映画3選」

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新しいことをはじめようとしたり、何かにチャレンジしたりするときに、「よし、私も頑張ろう」と思えるような映画を観ることは、モチベーションアップに最適である。

今回は、「海外で働きたい女性の気持ちが盛り上がるような映画」にフォーカスを当てて、何作かご紹介してみたい。

『タイピスト!( Populaire)』

2012年のフランス映画。窮屈な田舎から飛び出して、保険代理店の秘書として働くことになったローズ・パンフィル( デボラ・フランソワ)が、経営者のルイ・エシャール(ロマン・デュリス)と共に、世界最速のタイピストを目指すという異色のストーリー。

「タイピスト」という地味な職種ながらも、ローズが出場するタイピング選手権の熱狂は、まさにスポーツと同等の躍動感に満ちている。さらに、フランス映画特有の、上質な菓子のような甘さと、文字通りタイプライターの打鍵音のように小気味よいテンポで少女の成長と、人生の厳しさ、楽しさが綴られる。

1950年代後半が舞台ということもあり、色とりどりのファッションが映画を彩る点も見所だ。

慣れない都会に出て、仕事に忙殺されてもお洒落を忘れないローズの姿勢は、きっとあなたのモチベーションアップに繋がることだろう。

予告編


出典元:douga ギャガ

『JOY』

2015年にアメリカで製作された、実在の女性発明家ジョイ・マンガーノの半生を描いた伝記映画。

日本ではDVDスルーながらも、ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロ、ダイアン・ラッドなどの豪華キャストが一癖も二癖もある登場人物たちを演じた秀作。

家庭や自己、つまり人生にいろいろな問題を抱えつつも、アイデアと行動力で億万長者に上り詰める過程を描いた本作は、まさに事実は小説よりも奇なり。

リアルゆえ、創作物より身につまされるシーンも多々あるが、それも人生であり、生きることの素晴らしさ、諦めないことの重要性を教えてくれる。

予想外の問題が起こる、けれども逃げずにひとつひとつ解決していくジョイは、まさに誰しもがイメージする働く女性の姿である。
が、同時に同じ人間なんだなという茶目っ気も、苦悩もあり、「自分だって、頑張ればできるかも」と背中を押してくれる。

予告編


出典元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント

『プラダを着た悪魔』(The Devil Wears Prada)

2006年に公開されたアメリカ映画。ジャーナリストを志望し、ニューヨークへとやって来たアンドレア・サックス(アン・ハサウェイ)が、ファッション雑誌『ランウェイ』の編集部へ就職し、ファッション業界に対して絶大なる影響力を持つ編集長、ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)の文字通り悪魔のように理不尽な要求に耐えつつ、社会をサヴァイブしていく。

この手のジャンルを扱うコラムには必ずと言っていいほど登場する作品であるが、既知の方は御存知の通り、未見の方は観ればわかるという大名作。
ちなみに、鬼編集長のモデルかと噂された『ヴォーグ』の編集長アナ・ウィンターを追ったドキュメンタリー映画『ファッションが教えてくれること(The September Issue)』も合わせて鑑賞すると、現実と虚構がそれぞれ補強されるので、おすすめしたい。

華やかなファッション業界を描き出した本作なので、服装はもちろん、ニューヨークという「街」全体に流れる雰囲気やライフスタイルを存分に味わえ、思わず「こんな環境で、いちどくらいは思い切り働いてみたい」と思わせてくれることうけあいだ。

予告編


出典元:hiroshidji

終わりに

今回ご紹介させていただいた3作品には、共通しているピースがある。

それは、「世の中はいつもちょっとだけ上手くいかない。

でも、たまには楽しいことがあったり、小さな幸せやきっかけが人生を動かし、輝かせる」ということ。これは映画だけでなく、そのまま現実の人生にも代入できるのではないだろうか。

海外で働きたい女性のみならず、仕事で悩んだとき、疲れたとき、ちょっぴり息抜きしたいときなど、ぜひ手にとって御覧いただきたい。

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