飲食店のアルバイトは、バイトの中でも定番中の定番です。
カフェや中華料理店、レストランや居酒屋など種類もさまざま。
働いた経験がある人も多いのではないでしょうか？
今回はそんな飲食店でのアルバイトでみなさんが体験した「失敗」についてアンケートを実施いたしました。
これから飲食店で働こうと考えている方も、今まさに飲食店で働いている方も注目です！
まずはアンケートの結果、どんな失敗が多かったのかチェックしてみましょう。
飲食店でのアルバイト、最も多かった失敗は？
1位 料理をこぼしてしまった…30人
2位 注文を間違えた…26人
3位 調理に失敗してしまった…17人
4位 食器を割ってしまった…10人
4位 接客ミスがあり、お客様を怒らせてしまった…10人
6位 会計のミス…5人
7位 その他…2人
アンケート回答者：20代から50代までの、飲食店バイト経験のある男女100人
最も多かったのは、「料理をこぼしてしまった」という回答でした。
3位の「食器を割ってしまった」という回答も近いものがありますが、
やはり料理をお客様に出すとき、片づけるときにミスが起こりやすいようです。
それでは、それぞれ詳しい回答について見ていきましょう。
急ぎ過ぎると危険！
1位「料理をこぼしてしまった」・4位「食器を割ってしまった」
初めての仕事先で、知らない人ばかりの中で緊張していました。
初めてのドリンク注文が入り、スピーディ重視でテキパキ作り、いざお客様のもとへ。
テーブルまでと一歩のところで段差につまづき、お客様の背中にかけてしまいました。
しかもそのドリンクが赤ワインでした。とにかく謝ることしかできませんでした。
(居酒屋チェーン 30代/女性)
仕事にもなれてきたときに無理をしてたくさん手に鉄板を持ち、
お客様の前で熱々の鉄板をひっくり返してしまったことがあります。
(ファミレスチェーン 20代/女性）
グラスをドリンクバーまで運ぶ際に、2段重ねにして運んで上の段のグラス20個くらいを一気に割ってしまったことがある。
（ファミレスチェーン 20代 / 男性)
アンケートで最も多かったのが、料理を出すとき・片づけるときに食器や料理を落としてしまった、という回答でした。
忙しい時などは一度にたくさんの料理を運ぶ必要があったり、食器によってはバランスがとりにくい形をしていたり。
ただこぼすだけではなく、お客様にかかってしまって大騒動になった、という方もいました。
働く際に最も気を付けなければならないポイントかもしれません。
これ頼んでないんだけど…2位「注文ミス」
そのお店でアルバイトをしてまだ1ヵ月未満の時に、2組のお客さんに提供するごはんをワゴンに乗せられ｢これ〇卓と〇卓ね！｣と先輩に言われて提供しに行った。
しかし｢これ普通盛りじゃなくてミニ頼んだんだけど…｣と言われてしまい、お客さんに謝罪をして新たにミニの物をお持ちし、
もう1組の所にミニの物を提供したら今度は｢普通盛り頼んだんだけど｣と言われてしまった。
困って厨房に声をかけた所、私の勘違いと先輩の正しい指示がごっちゃになり先輩も厨房もてんやわんやになってしまった。
(ファミレスチェーン 20代 / 女性）
グリルオーダーで「ピクルス抜き」と言われたのに、何を思ったかチーズ抜きのＰＯＳを押し間違えてしまって、お客様を怒らせてしまった。
(ファストフード店 20代 / 男性)
お店によってはたくさんのメニューがあり、違いを覚えることも大変です。
また居酒屋などでは、どのテーブルの注文か分からなくなってしまうこともあるようです。
忙しい時こそしっかりチェックしておきたいですね。
3位「調理ミス」は大変！
ランチのピーク時に慌てすぎてとんかつ用のお肉をフライドチキンの粉につけてしまい、新種の食べ物を作ってしまった。
自分ではまったく気づいていなかったが、フライヤーを使おうとして気がついた上司に怒られた。
（ファミレスチェーン 20代 / 女性）
ご飯を炊くポジションについていましたが、炊飯器を4台で焚かなくてはいけないのにスイッチを入れ忘れ、ごはん待ちになりました。
（うどんチェーン店 40代 / 女性）
ふとした気のゆるみが調理ミスに繋がることも多いようです。
作り直すと余計に時間がかかってしまい、お客様を待たせてしまうことになります。
調理ミスには細心の注意を払っておきたいですね。
それでは、この他の失敗談も見てみましょう。
大阪ではアイスコーヒーの事を「レーコー」と呼ぶ場合もあるのですが、それがわからず何回も聞きなおしていると、お客様に怒鳴られました。
(喫茶チェーン 20代 / 男性）
調理をしている人は全員インド人で、注文を英語で書かなくてはいけなかったが、英語が苦手なので書くまでに時間がかかってしまった。
(インド料理店 20代 / 女性）
さまざまな失敗談がありましたね。
アンケートでは失敗談のほかに、「どうすれば失敗しないか？」についても回答していただきました。
実際に働いた経験がある人からのアドバイスですので、ぜひ参考にしてみてください。
飲食店のアルバイトで失敗しないためのポイント！
分からないことはそのままにせず、メッセージを残してでも解決する努力を早期にすることが必要です。
恥ずかしいとか、申し訳ないとか思わずに一つ一つ解決しないと、もっとまずい状況になりかねません。
(喫茶店 20代 / 女性）
自分の出来る範囲で細やかに動くことが一番大事だと思います。
そして、わからないことや疑問に思ったことは即座に周りに相談して状況や情報を共有すると仕事に対する適応力が養われると思います。
(ホテルのレストラン 30代 / 女性）
いかがでしたか？
飲食店のアルバイトの失敗談と、失敗しないためのアドバイスをご紹介しました。
飲食店ならではの大変さが少し見えてきましたね。
また、多くの人から寄せられたアドバイスに共通していたのは、「一人で無理をしない」「わからないことはすぐに聞く」「細かく確認をする」ということでした。
これは飲食店に限らず、他の仕事にも共通するポイントかもしれませんね。
