持っていると有利?!「IT業界」で役立つ資格5選

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IT業界は、さまざまな業界の中でも、最新の情報・知識を日々要求されやすい業種です。
今後、就職や転職でIT業界を目指そうと考えている方もたくさんいると思います。
そこで、「これからIT業界を目指す方」「スキルアップをしたい方」におすすめしたい、IT業界で役立つ人気の資格をご紹介したいと思います。

基本情報技術者試験

基本情報技術者とは、経済産業省が主催する国家資格「情報処理技術者試験」、その中の区分の一つです。
「基本情報技術者試験」は、入社三年目までに取得を推進する企業や、合格者には一時金や資格手当等の報奨金制度を設ける企業や、就職の際に試験合格を考慮する企業が増えており、IT業界を目指すなら取っておいて損のない資格の一つといえます。

内容は、ITにまつわる幅広い基本的な知識と技術が中心になります。
ここをスタートとして「応用情報技術者試験」やその先の専門分野の資格へと枝分かれしていきます。

・試験時期…4月、10月
・必要なスキル…ITにまつわる幅広い基本的な知識、技術
・難易度…低い

「将来、システムエンジニアやプログラマーを目指している」「これから情報処理に関わる必要がある」 そんな方にとっては、うってつけのIT入門資格です。
また、持っていることでインターネット技術知識のベースとなる資格なので、IT業界のみならずあらゆる場面で役に立つでしょう。

>基本情報技術者試験のサイトはこちら

ネットワークスペシャリスト

ネットワークスペシャリストとは上述した「基本情報技術者試験」の上位にあたる「高度情報処理技術者試験」に位置します。IT業界内の資格では「最難関」の部類です。
主にサーバやネットワークなどの構築・運用業務を行うネットワークエンジニアを対象とした資格になっています。

・試験時期…毎年秋
・必要なスキル…高度なネットワークの知識、技術、設計スキル。
・難易度…高い

合格率15%と難易度は高め。実務経験者でも不合格になることもあるそうです。
しかし、常に高い需要のあるネットワークの現場で即戦力として活躍することが出来る資格なので役立つ場面は多いです。
また、国家資格に関しては、官公庁系システム開発案件の場合は入札条件になることもあります。(プロジェクトチームに■■■の資格保持者が○名参加すること、など)そのため、企業によりますが重視されるケースが多くあります。

>ネットワークスペシャリストのサイトはこちら

ドットコムマスター

ドットコムマスターはNTTコミュニケーションズが実施する民間の資格です。
インターネットの基礎知識から、ICT知識を学べる基本の資格です。
出題内容も「不正アクセス」「ウイルス対策」など身近なセキュリティ関連の範囲からの出題もあります。
試験の種類は「ベーシック」「アドバンス」の2種類があります。
「ベーシック」は初級者レベル。「アドバンス」は上級者レベルとなっています。ベーシックタイプは、インターネットから手軽に受験することも出来ます。

・試験時期…受験者が指定する
・必要なスキル…社会人として必要な、基本的なものから最先端のものまで幅広いICTの知識、
・難易度…低い

2001年に発足、現在約40万人が受験した資格です。近年、多くの大学や企業が導入したことから注目が集まっている資格です。
システムエンジニアを目指す場合は他の資格のほうが望ましいですが、ITの知識を包括的に学べる資格のため、IT系の営業職や、いわゆるソリューション営業と呼ばれるジャンルであれば、.com Masterを取得していることがお仕事上で有利になるでしょう。

>ドットコムマスターのサイトはこちら

プロジェクトマネジメントプロフェッショナル(PMP)

プロジェクトマネジメントプロフェッショナル(PMP) とはPMPとは、アメリカの非営利団体PMI(Project Management Institute)が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。
主にプロジェクトマネジメントの専門的な内容に関して出題されます。難易度によってカテゴリー1と2の2種類があります。
受験のためには、プロジェクトマネジメントの実務経験が一定期間以上必要になります。
注意しておきたい点が、出題文が全て英語であるということ。日本語は補足程度しかありません。
また、試験に合格しても継続認定要件と呼ばれるプログラムを受講する必要があります。

・実施時期…随時
・必要なスキル…ITに関するプロジェクトマネジメントの知識、実績。英語力
・難易度…高い

世界中で事実上の標準となっており、国や文化を超えてプロジェクトマネジメントについてのスキルを評価する手段としてIT業界だけではなく、様々な業界で注目されています。
また実務経験の証明にもなるので、転職などの際のアピールにもピッタリです。

>PMIのサイトはこちら

オラクルマスターシルバー

オラクルマスターは、日本オラクル社が定めるデータベースに関する認定試験です。
そのレベルは世界で認められており、エンジニアの実力を証明するために欠かせない資格となっています。
試験の種類には「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の4種類があります。
飛び級の受験はできず、「ブロンズ」を合格してから「シルバー」というように順番に受験することが義務づけられています。

・試験時期…随時(シルバーまで)
・必要なスキル…オラクル社の製品を中心に、データベースにまつわる包括的な知識
・難易度…高め

資格をもっていると「データベース技術に関する専門的知識がある」とみなされます。
ランクがいくつかありますが、システムエンジニアやプログラマーを目指すのであれば、シルバーでも十分評価を受けることが出来ます。
データベース分野の知識はITエンジニアに必要不可欠なので、データベースエンジニアだけではなく、さまざまな職種・企業で活躍することが出来る資格です。

>オラクルマスターのサイトはこちら

 

今回はIT業界で役立つ資格を人気の資格を5種類ご紹介しました。
ITに関する資格には、基礎知識から、より専門的な高度な知識まで多くの種類があります。
資格は闇雲に取るのではなく、自分自身の目的に合った資格を取得して、しっかりとキャリアアップやお仕事に役立つようにしていけるといいですね。

是非、今後の参考にしてみてください。

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