持っていると有利?!「飲食業界」で役立つ資格 4選

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飲食業界は、食に関する「安全」・「信頼」が要求される業種です。
高度な資格から比較的簡単に取得できる資格など種類もさまざまなものがあります。
たくさんある資格のうち、いったいどれを取得すればいいのか迷ってしまう、という方もいるのではないでしょうか?
そこで、「これから飲食業界を目指す方」「スキルアップをしたい方」におすすめしたい、飲食業界で役立つ人気の資格をご紹介したいと思います。

飲食業界における資格とは

衛生や健康にかかわる分野なので、さまざまな専門の国家資格があります(例:ふぐの調理などは専門資格が必要)。
取得のためには実務経験や専門学校での勉強が必要なものもあります。
そしてどんな資格を持っているかによって、働ける場所や仕事も大きく変わってきます。
一方で、野菜ソムリエや日本酒マイスターなどカジュアルに一般の人でも取得できる資格も多いのが飲食業界の資格の特徴です。
専門の調理人を目指すのか、オールマイティな働き方を目指すのかによって、役立つ資格も変わってきます。

調理師

調理師は食品に関する「栄養」・「衛生」、料理に関する「知識」・「技術」を身に着けるための国家資格です。
調理を行うための基礎的な資格であり、各種専門調理資格を受験する際に必須の資格となります。
取得するには調理専門学校などを卒業するか(試験免除)、もしくは2年以上の実務経験証明書を有したうえで受験に合格する必要があります。

実施時期…各都道府県ごとに異なる。
難易度…合格率60%前後

「将来、自分のお店を出したい!」「料理人として働きたい!」という方には必携の資格の一つと言えるかもしれません。
調理師の資格を保持していることで調理人として基礎的な技術を証明できます。
それによって、即戦力としてアピールできるかもしれません。
また独立をする際に必要な「食品衛生責任者」と同等の資格なので、開業を目指す際にも役立つのではないでしょうか。

>「調理師」のサイトはこちら

製菓衛生師

製菓衛生師は、菓子作りの技術や知識の他、公衆衛生学や衛生学、食品添加物など、食の安全に関する専門知識の証明となる国家資格です。
製菓に関する資格ではあるものの、幅広い衛生知識や栄養学の知識も学ぶことが出来ます。
専門の学校で知識及び技能を習得するか、2年以上の菓子製造業に従事した人が受験できます。

実施時期…各都道府県ごとに異なる。
難易度…県ごとに異なるものの60~70%

和菓子や洋菓子の製造には特に資格等は必要ないので、菓子業界で働くうえでは大きなアドバンテージになるでしょう。
また調理師と同様、飲食店の管理に必要な「食品衛生責任者」と同等の資格なので、取得することで飲食店の開業にも役立ちます。

>「製菓衛生士」のサイトはこちら

栄養士・管理栄養士

栄養士・管理栄養士は、個人・集団に食に関する「栄養」などのアドバイス。「献立」の栄養素の計算などを身に着けるための国家資格です。
栄養士と管理栄養士の違いは、免許を受理できる場所です。
栄養士が都道府県から免許を受け取れ、管理栄養士は国から免許を受け取れます。
2つの資格は短大・専門学校に通う必要があります。栄養士は卒業と同時に取得が可能です。管理栄養士は卒業後、国家試験に合格する必要があります。

実施時期…毎年3月(管理栄養士の試験)
難易度…高い

給食、病院、介護施設など教育や医療の現場では、「管理栄養士をおくこと」が必須になっている場所も多いです。
そういった場所での飲食を一手に引き受けることが出来るので、就職や転職の幅はかなり広がるのではないでしょうか。
また、スポーツ選手の栄養アドバイスなど新しい分野での活躍も期待されます。

>「栄養士」のサイトはこちら

ソムリエ

ソムリエはワインの専門家資格です。
ワインに関する「知識」・「衛生面」の他に「サービス」・「食文化の向上」など食生活に密接した分野の知識も求められます。
フランスなどでは国家資格として認定されています。
日本では「日本ソムリエ協会」と「全日本ソムリエ連盟」の二つの団体がソムリエの資格を発行しています。
ここではより一般的な「日本ソムリエ協会」のものについてご紹介します。

資格には大きく分けて「ソムリエ」と「ワインエキスパート」があり、実務経験の期間によって受験できるものが変わってきます。
それぞれ一定期間資格を保有することで「シニアソムリエ」「シニアワインエキスパート」への受験資格が生まれます。
どちらの資格もテイスティングの実技試験があり、ソムリエの場合は接客サービスの実技試験も必要になります。

実施時期…1次試験8月、2次試験9月、3次試験11月(ソムリエのみ)
難易度…合格率は40%前後

ソムリエの資格を持っていることで「専門的なワインの知識がある」と評価されます。
高いワインの知識・接客が求められるホテルやレストランなどで活躍する場面も多いのではないでしょうか。
求人によっては「ソムリエ募集」という案件も多く、就職や転職の際に有利に働くかもしれません。

>日本ソムリエ協会の「ソムリエ」のサイトはこちら

今回は飲食業界で役立つ資格についてご紹介しました。
飲食業界の資格は専門的な国家資格から手軽に取得できる資格まで幅広く存在します。
どの資格も「食」に関する「安全性」・「知識」そして「信頼」を証明するものです。
飲食業界で働こうとしている方は是非、参考にしてみてください。

>「飲食」の求人はこちら

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