持っていると有利?!「アパレル業界」で役立つ資格 5選

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アパレル業界は、最先端のファッションを扱うための知識やセンスが問われる業界です。
それゆえ、何を勉強して身に着けたらいいかわからない、という方もいるかもしれません。
ですが実は、アパレル業界にもさまざまな資格や検定があり、技能や知識を学び身に着けることが出来ます。
今回はそんなアパレル業界の資格の中から代表的なものをいくつかご紹介します。

アパレル業界における資格

アパレル業界の求人の多くは販売職であり、働くために必要な特別な資格はありません。
しかし、働いていくうえで最新ファッションにまつわる知識や服飾の知識、接客の能力が必要になる場面も多いのではないでしょうか。
センスが何より大切と思われがちな業界ですが、確固たる知識に基づいた理論的なコーディネートも大切です。
そういった能力や知識を身に着けることの出来る資格を持っていることで、転職や就職の際にアピールできるかもしれません。

では具体的な内容などをご紹介していきましょう。

色彩検定

文科省後援の技能検定で、とかく感覚的になりがちな人間の色彩に対する知識や技能を、理論に基づいた実践的活用能力として判定するものです。
アパレル業界でもデザイナー、各種コーディネーター、ディスプレイ担当など、取得後すぐに職場での応用がきくことから人気があります。誰でも何級からでも受験可能なため、学生の取得が多いのも特徴です。
一般に呼ばれるカラーコーディネーターはあくまで総称であり、この色彩検定が正式な社会的な尺度として扱われます。

▼試験時期…夏期(2、3級)6月頃  冬期(全級)11月頃、1級2次試験は12月
▼受験資格…だれでも何級からでも受験可能
▼試験方法…主にマークシート方式。2級からは一部記述式あり、1級は実技あり
▼合格ライン…各級満点の70%前後 比較的平易

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商品装飾展示技能検定

国家資格のひとつで、実際の現場で商品をどう見せれば売れるのか、そのための店づくり、売り場づくりの「演出家」養成を目的とした技能、知識検定です。
取得後は、ファッション・テーブルコーディネート、商品プレゼンテーション等で応用し、消費者とお店の間でスムーズな情報の仲立ちをすることが求められます。
検定は実践的でかつ法規等も含む幅広い分野に精通するが必要あります。売り場の再現というよりも、その人の展示素養そのものを見るテストと考えるべきでしょう。

▼試験時期…毎年夏の7〜9月に学科と実技試験あり
▼受験資格…1〜3級があり、3級はだれでも受験可能(関連学科を専攻する短大、専門学校、高校生は在学中でも)。2級以上は実務経験が必要
▼試験方法…主に○×式の学科試験とスケッチやプレゼンを含む実技試験
▼合格ライン…普段から扱い慣れている人にとっては比較的平易

>「商品装飾展示技能検定」のページはこちら

繊維製品品質管理士(TES)試験

ファッションビジネス界、とくに営業と品質管理の部門においては、あれば一目置かれる資格といわれます。
取得後は、繊維の「品質」に関して消費者が要求するレベルと信頼を満たすよう、小売、アパレル、テキスタイルの間をスムーズに橋渡しをすることが求められます。
消費者のニーズが業界に浸透するだけでなく、取引先にも安心感を与え、交渉事がスムーズに運ぶ利点もあるようです。
最近は顔の見えない「通販事業」でもTESのニーズが高まっています。

▼試験時期…毎年7月頃
▼受験資格…だれでも受験可能
▼試験方法…短答式と記述(論文含む)式
▼合格ライン…繊維系の一部上場企業から合格者が多く出ている点からも、相当の専門性と筆記での表現力が必要。難易度高め
※合格後登録されても5年の有効期限があり、更新するためには最後の年の更新試験に合格する必要あり

>「繊維製品品質管理士」のページはこちら

ファッションビジネス能力検定

ファッションをビジネスと結びつけて考えられる人材育成のため、ファッション、マーケティング戦略、会計等の全体的な技能・知識を問う検定資格です。
デザイナーというよりは、ショップのオーナー、店長などを目指す人向けで、ファッションをビジネスとして捉えたい独立組、社内で次のステップアップを考えている人のアピール材料に最適です。
他の資格と合わせて取ると、バランスよく業界の理解が進むでしょう。

▼試験時期…2、3級は年2回、夏と秋 1級は年1回、冬
▼受験資格…だれでも好きな級から受験可能。
▼試験方法…2、3級はマークシート方式、1級は筆記(記述・選択)方式
▼合格ライン
☆2、3級 ビジネス知識は60%、造形知識は70%得点が合格の目安 比較的平易
☆1級 マーケティング戦略など5科目それぞれ60%得点が目安 やや難。アパレルでの実務経験を5年程度積んだレベルが必須

>「ファッションビジネス能力検定」のページはこちら

ファッション販売能力検定

実際の店舗現場において、優秀な販売スタッフさらには管理・運営にあたる若い責任者の育成を目指す検定試験です。
資格を有効に役立てる前提条件として、職場が「対面接客販売」「本部等の支援システムがあること」が具体的に挙げられているので、取得後に直接職場、とくに管理職で役立つ資格です。
知名度が高くキャリアアップ組からも人気があります。

▼試験時期…2、3級は夏冬2回、1級は冬のみ。
▼受験資格…だれでも好きな級から受験可能
▼試験方法…2、3級はマークシート方式 1級は筆記(記述、選択)方式
▼ 合格ライン
☆2、3級 70%得点が目安
☆1級 専門教育2年の上に実務3年経験レベルの知識 60%得点が目安
2級までは比較的容易だが、1級は取得目的がワンランク上がることもあり、まあまあの難易度

>ファッション販売能力検定のページはこちら

 

いかがだったでしょうか。
今回はアパレル業界において役立つと思われる代表的な資格をご紹介しました。
幅広い年齢層から人気のあるアパレル業界。
そんな中で自分をアピールするために、資格を目指してみるのもいいのではないでしょうか。
また、就職だけでなく、自身のオシャレを極めるために資格を取得するのもいいかもしれませんね。

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