持っていると有利?!「エステ・美容業界」で役立つ資格 4選

Esthetician that a woman's calf massage

女性のみならず、男性からも高い需要がある美容・エステ業界。
直接お客様の体に施術することもあり、専門的な知識も必要になります。
しかし、実際に働く際にはどのような資格が必要なのでしょうか?
「美容師」という資格は広く知られていますが、実はそれ以外にもさまざまな資格があるのです。
今回はその中から代表的なものをご紹介します。

美容業界と資格

美容業界の代表的な職業である美容師や理容師などは、働くために国家資格が必要になります。
しかし、それ以外のエステティシャンやネイリストなどは専門の資格が必要なわけではありません。
ですが、お客様の肌や爪に直接触れる仕事であるため、お客様との間にしっかりとした信頼関係を築く必要があります。
その際、資格を持っていることで知識や技能をもっていると示すことが出来、お客様との間に信頼関係を築きやすくなるのではないでしょうか。
そうした人材を必要とする職場は多く、就職や転職の際にも資格は優位に働くと思われます。

日本化粧品検定

日本化粧品検定協会が主催する、化粧品にまつわる資格です。
基礎的な知識から、化粧品の成分など科学的な知識まで幅広いレベルに対応した検定です。
3級から1級までがあり、特に受験資格は必要ありません。
3級は無料でwebから随時受験が可能です。

実施時期…春と秋(2級以上)
難易度…2級までは比較的簡単です。1級以上は法律の知識などが絡んだ問題が出題されます。そのため難易度は高めです。

美容業界や化粧品についての基本的な知識を押さえ、その知識を職場で実際に活かすことができます。
受験者の7割が美容、化粧品関係の業界で働いていることから知名度も高く、
「目的に合った化粧品の選び方」という観点から個人でも、その知識を活かすことができる資格です。

>「日本化粧品検定」のページはこちら

美容薬学検定

薬学検定事務局が主催する、美容薬学検定は美容・化粧品を薬学という観点から学ぶための資格です。
健康と美容にまつわる体の基礎知識から、化粧品やサプリ、などの成分にまつわる専門的な知識までを学びます。
出題内容は「美白成分」「アンチエイジング成分」など細かい設定がされています。
試験は1種類ですが、正解率によって2級、1級に振り分けられます。

実施時期…夏(薬学検定と同日)
難易度…全体の合格率は80%ほど。しかし、級は正解率によって変わるので注意。

実際に店舗で化粧品を選ぶ際に知識が活かせます。
化粧品の分野はもちろん、エステや美容師などさまざまな職業にわたって必要となる基礎専門知識を身に着けることが出来ます。
職種を選ばず、美容の基礎を証明することが出来るので転職や就職の際にも広く使うことが出来ます。

>「美容薬学検定」のページはこちら

認定エステティシャン(日本エステティック協会)

認定エステティシャンはエステ業界で働きたい方におすすめです。
認定エステティシャンを名乗るためには試験に合格することが必要ですが、
「日本エステティック協会」、「日本エステティック業協会」がそれぞれ行っている認定試験が日本では有名です。
今回は「日本エステティック協会」の認定エステティシャンについてご紹介します。

日本エステティック協会の認定エステティシャンを取得するためには、協会の認定した学校を修了するか、技術力確認試験と日本エステティックセンター試験に合格する必要があります。
センター試験受験のためには、専門の学校での修学経験や実務経験が必要です。
また、協会の正会員となることも必須となります。
更に上級の資格として、認定上級エステティシャン、認定トータルエステティックアドバイザーなどがあります。

実施時期…センター試験及び、技術力確認試験共に年二回
難易度…比較的簡単。実務経験が必要になるので注意。

公的な資格ではありませんが、エステの国際資格である「CIDESCOディプロマ」の受験資格に含まれていることからも、業界内での認知度が高いことが伺えます。
実技と知識を総合的に学ぶことが出来、その先の上級資格も存在しているので、就職や転職を考えるうえでまずベースとなり得る資格だと思われます。

>「日本エステティック協会」のページはこちら

ネイリスト技能検定

実施開始から19年の歴史を持つ民間資格検定。日本ネイリスト検定試験センターが主催しています。
筆記試験と実技試験があり、爪の健康状態のチェックや、各種化粧品の成分、爪の病気の知識など、ネイルにまつわる幅広い知識が必要になります。
実技では既定の時間内に、付け爪とネイルアートの技術をチェックします。
3級から1級までがあり、下の級から順に受けていく必要があります。
3級の受験に実務経験等は必要なく、学歴も義務教育を修了していれば受験可能です。

実施時期…4月と10月の年二回
難易度…3級で合格率は80%、2級以上は40%と難易度が大きく変わる。

ネイリストとして働くためには特別な資格は必要ありません。
しかし、正しい知識と技術を身に着けられるこの資格は業界内で高いアピール力を持ちます。
日本ネイリスト協会が他に主催する「ジェルネイル技能検定」などでは、ネイリスト技能検定の資格があることで実技を免除されるなどのメリットもあります。
提携するサロンやネイルスクールも多く、就職や開業の際にも助けになるのではないでしょうか。

>「ネイリスト技能検定」のページはこちら

 

今回は「美容・エステ業界」で役に立つ資格を取り上げてみました。
仕事で役に立つ資格もあれば、個人でも役に立つ資格などありましたね。
業界を目指す人にとっても有益だと思います。
是非、参考にしてみてくださいね。

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