持っていると有利?「塾講師・家庭教師業界」で役立つ資格 5選

■被写体の人物はストックフォトモデルです。撮影許諾を得ています。【モデルリリース:取得済み】■撮影用のセット内で撮影したイメージ写真です。

大学生のアルバイトとしても人気が高い塾講師や家庭教師。
個人経営から大手まで全国各地に様々な塾があります。
そんな中、「働いてみたいけれど中学校や高校での勉強の経験だけで大丈夫だろうか?」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、塾や家庭教師として働くうえで役立つ人気の資格や検定を5つご紹介したいと思います!
ぜひ参考にしてみてくださいね。

塾講師業界における資格

基本的に、塾講師で働くうえで必須となる資格というものはありません。多くの学生の場合、大学の生協などの紹介で未経験でも働くことが出来ます。
その際共通のアピールポイントは「○○大学○○学部の学生である」という点なので、あまり差がつきません。
塾によっては選考試験を行ったり、大学の成績によって選考を行うところもあるようです。

学習塾講師検定

通称「塾検」と呼ばれ、2008年から実施されている民間資格です。
3級から1級まであり、1級は2級を取得してからでないと受験できません。3級と2級はテキスト学習と筆記試験があり、2級と1級では模擬授業映像の提出が求められます。
全ての教科を試験するのではなく、事前に申請した担当科目について試験が行われます。
試験内容は科目に対する理解度だけではなく、基本的なマナーについての知識なども含まれています。

・実施時期…3,2級:6月末、1級:7月末から10月末まで

・難易度…3級は合格率が100%近い年が多い一方、1級は20%を割る合格率の年もあります。実際の授業映像の提出が必要なので、準備は少し大変です。

・役立つ場面…塾講師としての能力を客観的に評価できる数少ない資格なので、塾講師としてのキャリアアップを考えている人にはうってつけの資格です。
国家資格化に向けた動きもあり、注目されています。

学習塾講師検定のホームページはこちら

TOEIC

英語能力を表す検定の中でも特にメジャーなものの一つです。
英語の授業における能力を示すことが出来るのはもちろんですが、中学や高校受験のためにTOEICを取得しようとする生徒さん達に対策を教えることが出来るというのも大きなメリットです。
内申書におけるアピールポイントとしても重要視される資格なので、中高生でも取得しようとする人は増えているようです。

実施時期…通年で月に1回は開催されています。

難易度…スコアによって評価されます。

役立つ場面…ありとあらゆる職種、場面において英語は重要になってきています。
英語教育の重要性も増してきている中で、高い英語能力を示すことができれば強いアピールになります。

TOEICのホームページはこちら

実用数学技能検定(数検)

文部科学省の後援している技能試験で、92年から実施されており累計志願者数はのべ500万人を超えています。
幼児向けの「かず・かたち検定」から大学程度の1級まで15のランクがあり、全て記述式の試験でとなります。
5級以上は1次と2次の二つの試験を受ける必要があるので注意が必要です。
中学や高校の入学優遇資格に指定されていることもある他、大学によっては単位として認められるところもあります。
受験には個人受験と団体受験がある。1級は個人受験のみです。

実施時期…団体受験は通年でほぼ毎月開催されている。個人受験は年3回ほど開催されています。

難易度…中学3年程度の能力が求められる3級で合格率60%前後。1級は10%以下の難易度です。

役立つ場面…中学高校受験に直接役立つ場面もあるため、学習塾での需要も高いことが期待できます。

合格者登録制度により、資格を広くアピールすることが出来るのもポイント。
東南アジアやアメリカでも同じ試験が開催されているため、グローバルなアピール力もあります。

数検のホームページはこちら

実用英語技能検定(英検)

文部科学省後援の検定資格。1963年から実施されている歴史のある資格です。
1級から5級まで、準級を含め7階級があります。
3級以上は実技試験があり、英語による応対やスピーチが必要になってきます。
隣接した級であれば、同じ日に二つ同時に受験することも可能です。

実施時期…年3回(1月、6月、10月)

難易度…高校入学程度レベルの3級で50%ほど、2級からは40%を下回るようになる。面接試験があるので、筆記と別の準備が必要になります。

役立つ場面…歴史のある検定で、多くの中学や高校で評価対象となっています。
近年TOEICが注目されていますが、英検のアピール力もいまだ高く需要もあります。

内申点などへのアピールも出来るので、塾などでの指導が出来ることは大きなメリットになり得ることが期待できます。

英検のホームページはこちら

日本漢字能力検定(漢検)

日本漢字能力検定協会が主催する検定資格。92年から実施されています。
10級から1級まで12階級(準2級、準1級がある)あり、小学校1年生レベルから大学生レベルまで幅広い範囲で受験が出来るのが特徴です。
現在まで約300万人が受験した、メジャーな検定資格の一つです。
2級から7級はパソコンから受験することも可能になっています。

実施時期…年に3回(2月、6月、10月)

難易度…中学卒業レベルとされる3級で50%弱、2級は20%前後と、3級から一気に難易度が上がってきます。

役立つ場面…中学や高校、大学では入試時の評価基準として取り入れているところも多く、塾などでの指導に対する需要もあると思われます。

そのため、漢字検定に関するノウハウを持っていることは講師としてのアピールポイントになり得るのではないでしょうか。

漢検のホームページはこちら

 

いかがでしたか?
今回は塾や家庭教師として働くうえで役立つ資格をご紹介しました。
これらの資格は講師として働く際に役立つだけでなく、自分自身の学習にも役立ちます。
学生アルバイトとして働くことを考えている方にとっては、就活などにも活きてくるかもしれません。
ぜひ一度、身近なところから検定や資格に挑戦してみましょう!

>「塾講師」の求人情報はこちら
>「家庭教師」の求人情報はこちら

■被写体の人物はストックフォトモデルです。撮影許諾を得ています。【モデルリリース:取得済み】■撮影用のセット内で撮影したイメージ写真です。