ガソリンスタンドのお仕事で役立つ資格4選

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自動車やバイクに乗っている人なら必ずお世話になるガソリンスタンド。
雨の日も風の日も、元気な声とキビキビとしたサービスを提供してくれるイメージがありますね。
スタンドの数も多く、アルバイトとしてもポピュラーで人気があります。
そんなガソリンスタンドでのお仕事、ガソリンという危険なものを扱うからこそ資格が必要なのでは?と思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ガソリンスタンドで働きたい方におすすめの資格を4つご紹介します。

ガソリンスタンドにおける資格

ガソリンは可燃性が高く非常に危険な液体です。そのため、取り扱いには専門の知識を持った人の立ち合いが不可欠になります。
資格を持っていることで、ガソリンスタンドにおいて不可欠な人材として重宝されることは間違いないでしょう。
また、車検や車の整備など様々なサービスを行うスタンドも増えてきています。
車の知識や整備技術も、ガソリンスタンドで働く上でアピールポイントになるかもしれません。

では具体的に資格を見ていきましょう。

危険物取扱者(乙4)

危険物取扱者試験に合格し、免状の交付を受けた者のことをいいます。様々な危険物を扱えるようになりますが、その種類によって扱える範囲が異なります。
甲乙丙の三種類があり、それぞれ6つに分類された危険物のうち

甲…すべてを扱い、立ち合いが出来る。
乙…免状を取得したもののみ、扱いと立ち合いが出来る。
丙…第4種の特定の者のみ扱える。立ち合いは出来ない。

という形で扱える範囲が違います。
そして、ガソリンスタンドなどで活用できる「引火性液体」を扱うのは4種です。
甲種は大学などでの勉強が必要なので、アルバイトでは乙や丙を目指すのがいいでしょう。乙4種が最もポピュラーでよく知られています。

実施時期…自治体によるが、多くが年に2~3回ほど。
難易度…乙4種で30%ほどの合格率

役立つ場面…ガソリンにまつわる専門知識が身に着くので、あらゆるガソリンスタンドで役立ちます。
場所によっては手当てが出るところもあります。
セルフ式のスタンドなど、少人数で運営するタイプのスタンドでは常に需要がある資格です。

>危険物取扱者のHPはこちら

自動車整備士

自動車整備士とは、自動車整備士国家試験に合格した人のことです。
自動車を取り扱う者すべてに、整備・点検は法的にも求められており、その点で自動車整備士の存在が不可決となっています。
国家資格であるため、受験のためには専門の学校での学習か、整備工場などでの勤務経験が必要になります。
3級から1級まであり、それぞれの中で専門分野にわかれます。試験は実技と筆記の2科目があるので、勉強だけでなく日々の整備経験も必要です。
オーソドックスなのはガソリン・自動車にまつわる分野でしょう。

実施時期…1級は年1回、2級以下は年2回
難易度…2級で50%前後、3級は60%

役立つ場面…車の整備サービスがあるガソリンスタンドには必要不可欠な人材です。
そういったサービスがないところでも、車などに関する知識が豊富なことはプラスに作用するのではないでしょうか。

>自動車整備士のHPはこちら

自動車検査員

その名の通り、自動車の検査を行うことが出来る国家資格です。
この資格は業務独占資格に指定されています。つまり、自動車検査員の仕事は他の誰も代わりに行うことが出来ないということです。
最も多いのが「完成検査」という仕事です。これは、車検での点検を経た車が基準を満たしているかどうかを検査する重要な仕事です。
またこの仕事は「国の業務の代行」ということで、自動車検査員は「みなし公務員」とされています。そのため、仕事内容に関して守秘義務があったり、仕事自体が公務とされることになります。
資格取得のためには実務経験に加え、研修を受け、教習に合格する必要があります。また勤務地などの条件も必要になるので、事前にしっかりチェックしておきましょう。

実施時期…各自治体による。数日の研修を経て試験が後日行われる。
難易度…幅があるが、合格率50%の年が多い

役立つ場面…前述の通り、業務独占資格であるためとても需要がある。
車検などを行うスタンドでは必要不可欠な存在であり、まず最初に求められる人材です。
しっかりと整備工場の認定を受けたスタンドならば大活躍することが出来るかもしれません。

損害保険募集人

損害保険募集人(損保募集人)とは、損害保険会社の役員や使用人、損害保険代理店またはその役員、使用人をいいます。
ガソリンスタンドでは、給油だけでなく自動車整備や車検などを取り扱っている会社も多いので、自動車保険などの損害保険を取り扱える募集人資格があれば有利になります。
社団法人日本損害保険協会が主催しており、基礎単位に合格したうえで各種保険の専門単位を取得することになります。
自動車保険の他にも火災保険や傷害疾病保険などがあります。
自分がどの保険会社のどの保険の募集代理人になるのか、ということはスタンドなどによって異なるので事前に確認しておきましょう。

実施時期…任意の時期から選択可能
難易度…合格率などは明かされていないが、比較的簡単。

役立つ場面…保険サービスを行っているスタンドではより高度な業務を担当することができます。
保険に関する基礎知識はスタンド以外の場面でも活用が効くため、その後のキャリアアップにも適しているかもしれません。

>損害保険募集人のHPはこちら

いかがでしたか?
普段何気なく利用しているガソリンスタンド。しかしそこで取り扱っている車やガソリンを扱うためには専門の知識や資格が必要不可欠なのです。
スタンドで働く方はもちろん、普段あまり気にしていなかったという方も一度、ご紹介した資格をチェックしてみてはいかがでしょうか?
新たな将来への可能性が開けるかもしれませんよ?

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