介護・ヘルパーの仕事を目指すなら取得しておきたい4つの資格!

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高齢化社会である日本では、介護・ヘルパーの仕事はとても重要になってきています。現在でも多くの求人があり、今後さらに増えていくことが予想されています。
目指す方も多い業界だと思われますが、その仕事の種類は多岐にわたり、それ合わせて資格や試験もたくさんの種類があります。
そこで今回は、そんな介護・ヘルパー業界を目指す際に役立つ資格を厳選してご紹介します。
すでに働かれている方も、これから目指す方もぜひ参考にしてみてください。

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介護・ヘルパー業界の資格事情

先にも述べた通り、職種もさまざまで資格もたくさんある業界です。
施設に所属する場合、その施設によってどのような業務を行うのかが異なってきます。
訪問ヘルパーとしてで働く場合も同様に、相手の年齢や症状に応じた対応が求められます。
また近年、介護の資格制度が一新され従来と大きく変わりました。
今後も随時改正が行われることが予想されるため、一度資格を取ったからと安心せず常に情報に目を配っておくことも大切です。

介護職員初任者研修

名前の通り、介護にまつわる公的資格の第一歩とされている資格です。改正前のホームヘルパー2級に該当します。
資格取得のためには必ず専門のスクールに通う必要があります。通信での学習が可能な範囲もありますが、全てを通信・自宅で終わらせることは出来ません。
集中的に通って短期間で取るか、土日や通信を利用して長期的に取るか、自分のスケジュールに合わせた方法を選ぶことができます。
上位資格のための必須資格ではないため、いきなり上位の資格を受けることも出来ますが、未経験だったりまとまった受講時間が取れない方はまずこちらから受けることをおすすめします。

実施時期…各スクールで随時行われています。
難易度…合格率は非公開ですが、難易度はあまり高くないと言われています。

役立つ場面…介護の現場で働くための最低限の資格です。持っていることである程度の現場で職員として働くことが出来ます。ですが、より高度な介護の現場や、責任者として働くためには上位資格の取得が必要になってきます。

介護職員実務者研修

初任者研修よりもさらに専門的な知識や技術を身に着けるための資格です。受講時間も長く、内容も難しくなってきます。
何より違うのが、実務者研修は国家資格である介護福祉士を取得するための必須資格であるということです。
未経験でもいきなりこちらから受講することも出来ます。
ただ、初任者研修を持っていれば一部科目が免除になることもあるので、どちらから受けるかは事前にしっかり計画しておきたいですね。

実施時期…各スクールで随時行われています。
難易度…初任者研修よりも多くの科目を長い時間をかけて学ぶため、難易度は当然高くなります。

役立つ場面…国家資格を目指すためには必ず受けなければならない資格です。
また、実務者研修を持っていることでサービス提供責任者として重要なポジションで働くことが出来るようになります。

介護福祉士

資格制度の改正によって、介護福祉士の取得方法も変わってきています。
現在、取得には大きく3つの方法があります。

・指定の福祉系高校の卒業時に試験を受けて取得する方法
・実務者研修を取得後、3年以上の実務経験を積んで試験を受けて取得する方法
・指定の大学や専門学校に通って取得する方法

入学年次によって、実技試験の有無などが変わってくるので、学校に通うことを考えている方は要注意です。
また、実務経験をもとに受験する場合も、自分が働いていた仕事が実務対象になっているかを確認しておくことが必要です。

実施時期…毎年一回、全国各地の会場で開催されます。
難易度…合格率は6割から7割と高めですが、年に一度しか受験できないため注意が必要です。

役立つ場面…国家資格ですので、あらゆる介護の現場で強いアピールポイントとなります。
介護福祉士の配置が必須な現場も多いため、場所を問わず必要とされる場面は増えるのではないでしょうか。
また、今後の改正によって介護福祉士の上位資格である「認定介護福祉士」が設置される予定があります。それを見据えて今から目指すのもいいかもしれません。

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ケアマネージャー(介護支援専門員)

ケアマネージャーは2000年から実施されている「介護支援サービス」を専門に担当するための資格です。
具体的には、要介護者からの相談を受けて状況をチェックし、適切な介護が受けられるような計画(ケアプラン)を作成、福祉施設やサービス事業者との連絡や調整を行うことをケアマネジメントと言います。
つまり、要介護者と介護サービスとの橋渡しを行うというとても重要な役割です。
民間資格としてのケアマネージャーと、各都道府県が実施するものがありますので、混同しないようにしましょう。
受験のためには、医療や生活相談員、介護などの業務経験が必須になります。
こちらの業務経験として認定される業務も徐々に改正が行われているのでしっかりチェックしておきましょう。

実施時期…年1回。10月に試験が行われます。
難易度…合格率は2割以下と非常に難易度が高いです。

役立つ場面…介護は基本的に、ケアマネージャーが作成したケアプランに沿って進められます。
介護全体に関わる非常に重要な役割のため、どのような介護の職場でも常に必要とされます。
一定の業務経験に加えて高い難易度の試験での合格が求められるのはそういった理由からなのです。

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今回は介護・ヘルパー業界の資格を4つご紹介しました。
責任の大きい仕事だけに、どの資格も決して簡単に取得できるものではありません。ですが、社会の中でなくてはならない大切なお仕事です。
どんな人にとっても避けては通れないものだからこそ、直接働くことがなくとも、資格やお仕事についてしっかり知っておきたいですね。

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