「医療事務」で働く時に役立つかもしれない資格3選

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医療のお仕事の中でも、パートとして働ける数少ない職種が医療事務です。
ですがやはり医療に携わる仕事ですから、初めて働くとなると不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、医療事務のお仕事で役立つかもしれない資格を厳選してご紹介します。

医療事務の資格とは?

医療事務のお仕事で働く際、特別な免許や資格は必要ありません。そのほとんどが民間資格です。
では資格を全く気にしなくていいか?と言えばそれも違います。
資格が必要ない仕事だからこそ、実務経験などがある人が採用の際に有利になってきます。
実務経験が無い、医療の知識が無い人は進んで資格を取得することでそういった経験の差を埋めることが大切かもしれません。

診療報酬請求事務能力認定試験

医療事務にまつわる資格の中で、厚生労働省が後援している数少ない公的資格です。
全国一斉に試験が行われ、医科と歯科の2種類のどちらかを選んで受験します。
試験内容は医療保険や診療報酬の知識を確かめる学科試験と、実際に診療報酬請求を行う実技があります。
合格率は毎年50%以下で、医療事務資格の中でも最難関とされています。

実施時期…毎年7月と12月です。
難易度…合格率30%~50%ほどです。

公的資格であることに加え難易度も高く取得は難しいですが、それだけ信頼度の高い資格であると言えます。
医療事務で働くならば是非とも目指したい資格の一つです。

診療報酬請求事務能力認定試験のページはこちら

医療事務管理士技能認定試験

技能認定振興協会が主催する資格です。1969年に創設された資格で、50年近い歴史があります。
診療報酬明細書の作成などを行う実技とマークシート方式の学科試験が行われ、医科と歯科の2種類に分かれています。
試験は奇数月の第四土曜日に、各地の指定された試験会場や専門学校で行われる他、インターネットでの受験も可能です。

実施時期…奇数月の第四土曜日に行われています。
難易度…医科の合格率40%~60%、歯科の合格率70%~80%ほど。

歴史も古く受験者も多いため、認知度の高い資格です。
インターネットで手軽に受験できるのも魅力ですね。

医療事務管理士技能認定試験のページはこちら

医事コンピュータ検定試験

医療事務におけるコンピュータ処理能力を検定する資格です。
1996年から始まった比較的新しい資格ですが、医療現場でのコンピュータ導入が進む中で需要が高まりつつあるようです。
3級から準1級までレベルがあり、医療事務や医療保険の知識に加えコンピュータの知識と実技能力が必要になります。
特に受験資格はありませんが、受験できる会場があまり多くないので注意が必要です。

実施時期…毎年6月と11月
難易度…正式に公開はされていませんが、3級で70%~80%ほどの合格率と言われています。

コンピュータの操作に自信が無い人はこの資格から受験してみるのもいいかもしれません。
上述したように、試験が開催される会場が限られているので自宅の近くの試験会場をしっかりチェックしておきましょう。

医事コンピュータ検定試験のページはこちら
今回は医療事務のお仕事で役立つかもしれない資格を3つご紹介しました。
この他にも様々な資格のある医療事務ですが、名前が似ていたり試験内容が被っているものが多いのも事実です。
そのため、それぞれの資格の概要や試験内容をしっかりとチェックしたうえで自分に必要なものを選ぶことがまず必要になります。
これから医療事務で働くことを目指す方はぜひ参考にしてみてください。

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