パートやアルバイト、正社員としても幅広く需要のある一般事務のお仕事。
多くの会社で必要な職種であるため、求人の数もそれに合わせて多くなります。
そんな一般事務で働くことを目指す際、どのような資格を持っていれば就職活動で有利になるのでしょうか？
今回はそんな、一般事務への就職活動で役立つかもしれない資格を厳選してご紹介します。
一般事務のお仕事って？
そもそも「一般事務」とはどんな仕事なんでしょう？
よく知られている仕事としては契約書や資料など書類の作成、データの集計などです。
それに加え、会社によっては電話の応対やメールの整理なども一般事務に含まれることがあるようです。
さらに、経理や庶務、秘書といった専門職が任されるような仕事を担当することもまれにあります。
このように、「一般事務」という職種は会社によって大きく仕事内容が異なる職種なのです。
そのため、専門的な能力に特化するよりもオールラウンドに様々なスキルを身に着けることが一般事務に求められます。
また、電話対応やメールの返信などの際などの場面では、ビジネスマナーやコミュニケーション能力などのスキルも必要になってきます。
事務ならやっぱり、マイクロソフトオフィススペシャリスト
今や事務作業には必要不可欠なマイクロソフトオフィス。
それらのスキルをアピールできるMOSの資格はやはり押さえておきたいところです。
上級資格である「エキスパート」や、既定の資格を保有することで認定される「マスター」がありますが、
一般的によく使われるWord、Excel、PowerPointのスペシャリストがあるだけでも十分アピールになります。
知識のみならず実技の試験もあるため、取得することで多くのメリットがあることは間違いありません。
また、月に1～2度全国一斉試験が開催されているため、自分の都合に合わせて受験できることも魅力です。
文書作成能力を身に着けよう、ビジネス文書検定
事務作業で最も必要になるのは文書作成能力。
ビジネスの現場では、専門用語やビジネス用語、敬語やビジネスマナーなどを踏まえた正しい文書を作ることが求められます。
ビジネス文書の作成は、社会人経験を積んだ方でも間違えることがある難しいものです。
そこで、正しい文書を作る知識と能力をアピールできれば、一般事務として活躍できる機会も増えるかもしれません。
こちらの資格は以前まで存在していた「ワープロ検定」などの資格が統合されたもので、歴史も知名度も高く人気があります。
試験は3級から1級まであり、複数の級を同じ日にに受験することも出来ます。
試験の開催は年に二回です。
合格率は3級で90%、1級で30%ほどです。
やはり就職活動でアピールするためには2級以上は取得しておきたいところですね。
デジタル時代には不可欠、文書情報管理士
公益社団法人日本文書情報マネジメント協会が認定する資格試験です。
ビジネスの過程で作られる様々な文書、それらを正しく管理する能力を認定します。
具体的には、紙媒体の文書のデジタル化、文書の作成から廃棄までの管理、文書にまつわる法知識などです。
書類の紛失やデータ流出が問題になることもある中、事務職として今後より重要になっていくと思われる資格の一つです。
試験は年に二回行われます。
2級、1級、上級の3つの階級があり、2001年の開始から累計で12,000人が資格を取得しています。
合格率は2級で70%前後、上級で40%前後です。
総合PCスキルを身に着けよう、日商PC
日本商工会議所が認定する資格です。その名の通り、パソコンを使った実務能力を認定します。
こちらの資格では、単なるPCスキルだけではなくネットワークの知識や、データ分析から文書作成といったより実務的なスキルが求められます。
パソコンを使える人は多いけれど、それを実際に仕事の中で活かせる人というのは限られてきます。
そのため、こちらの資格を取得することで、一般事務として高度な実務能力があるとアピールすることができるはずです。
こちらは、基本的な知識と能力が求められるベーシックから高度な能力が必要になる1級まで、全部で4つのクラスに分かれています。
1級以外は毎月のネット試験で受験が可能。1級の試験は年に数回しか行われません。
合格率はベーシックから2級までは80～70%ほどで、1級は30%前後。
就職活動でアピールするには2級以上は取得しておきたいところです。
今回は一般事務で役立つかもしれない資格をご紹介しました。
やはり、総合的な実務能力を持っていることが、一般事務として何よりのアピールになります。
各分野のスペシャリストよりも、オールラウンダーとして活躍できるようなスキルアップを目指すことが大切です。
ぜひ参考にして、就職活動に活かしてみてくださいね。
