バイトから正社員へ!業界別、正社員になるために必要なこととは?

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今バイトをしている方の中には、ゆくゆくはそのお店やその業界で正社員として働き続けたい、と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
では、どうすればバイトから正社員へなれるのでしょうか?そもそもバイトと正社員の違いとは何なのでしょうか?
今回は、この二点について「飲食業界」「IT業界」「アパレル業界」の三つを例にとってご説明します。

正社員とバイトの違いって?

正社員とバイト(アルバイト)に法律上の明確な定義はありません。
労働条件や賃金などについて定めている労働基準法の中には「労働者」と「使用者」しか出てきません。
「正社員」「バイト」といった言葉は、あくまで慣用的なものにすぎないのです。

とは言え、そこには明確な区切りがあると見なされているのもまた社会的な事実。
一般的には、正社員とバイトの定義は次のようなものと言えるでしょう。

正社員:規定の労働時間が比較的長く(週5日間・7~8時間が多数)、雇用期間には特に「いつまで」という定めがない。

バイト:規定の労働時間が比較的短く(週2~3日間・4~5時間など条件による)、雇用期間に定めがある。

それでは、どうすればバイトの身分から正社員になれるのでしょうか?飲食業界・IT業界・アパレル業界を例に見てみましょう。

飲食業界は現場経験が大事?

飲食業界では、特に経験が重要になります。
例えばキッチン担当であれば、手際のよい調理方法、調理器具の収納場所や洗い方などを身につけなくてはなりません。
また、少し経験を積めば自分のことだけではなく他の人の動き方も頭に入れて行動する必要があります。
働く企業やお店ならではのローカルルールがとても多いんです。
そのため、正社員として働くためには現場での経験が重要なのです。

もちろん、ただ長く勤めているだけでは正社員になれません。
遅刻がないことや勤務態度が良いことはもちろん、積極的に知識を吸収し、自分で効率化や売上アップのための方法を考えることができる人、こういった方が重宝されるようです。
そうして現場での経験を積み信頼を得ることで、より大きな権限を任せられるようになり、正社員として迎えられるケースが多いようです。

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IT業界はスキル次第でステップアップ

IT業界では、何よりハードウェアやプログラミングについての知識とスキルが重要です。
ニーズの高いジャンルに精通していれば企業から引っ張りだこになることでしょう。

したがって、まずやることは勉強…ではありません!
まずやるべきは、業界のリサーチです。
ライバルが多く、ニーズも下がっているようなジャンルに勉強時間を注ぎ込んでも、見返りは少ないかもしれません。
それよりも、ライバルが少なく、ニーズが高いジャンルはどこなのか。
これを見定めてから勉強を開始することで、効率的にステップアップすることができるかもしれません。

そうして知識を身に着け、経験を積んでいるうちに正社員への道が開けていきます。
企業の規模によってはそのままバイトから社員に誘われたり、あるいは案件に携わった企業からヘッドハンティングされるなど、登用の道も幅が広いのがITの特徴です。

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アパレル業界は売り上げ・意欲などでアピール

アパレルのバイトは、自分の頑張りがお店の売り上げに直結しやすいことが特徴です。
飲食店であれば、お店に入ってきた段階で何かオーダーすることがほとんどですが、アパレルショップに入ってきたお客様は「ただ見ているだけ」ということが少なくありません。

厳しい仕事ではありますが、裏を返せば個人の努力が形になりやすいということ。
したがって、より購入率やリピート率を上げるための接客方法を研究し、お店の売り上げに貢献することが正社員への近道となります。

そうしてバイトからバイトリーダー、店長へとステップアップを目指していくのが一般的なフローになようです。
新しい店舗がオープンする時などはチャンスですよ。

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三つの業界を挙げてきましたが、どの業界でも共通して「どういうバイトを正社員にしたいと思うのか?」「どういう人を、金を払ってでも雇いたいのか?」と逆から発想してみましょう。
実は、ここまで挙げてきた「正社員への近道」は、正社員になったときに求められる働き方でもあるのです。
どの業界でも、正社員のように動けるバイトは正社員になりやすいというのが基本になります。
ただ「真面目にがんばる」だけではなく、発想を変えることで新しい道が開けるかもしれません。

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